Scene.1 プライム金沢文庫
発展に期待のかかる区心部で、彩り豊かな暮らしを
金沢区の中心としての存在感を佇まいに託す
計画前に実施した行政ヒアリングや住民アンケートの結果から「計画地は金沢区心部と位置づけられ、今後の発展が期待されている」ことがわかりました。私たちはこの結果を受けて、外観デザインは「金沢区心部の進化を体現する象徴的な存在感」を目指して、白とクラシカルなタイルで変化をつけたり、鉄橋を表現した黒のフレームや壁面緑化を取り入れました。外観そのものに地域の価値や風景との調和、そして未来への期待感を表現しています。
自然、働き方、つながり。
リアルな暮らしに応える共用部のあり方
暮らし方に関する近隣住民アンケートで「休日に海や公園など、地元を楽しむ方が多い」といった声が多く聞かれました。この自然との関係性を建物の内部にも反映するため、私たちはエントランスホールの奥に色鮮やかな緑のオブジェを配した「パルダリウム」を設置して、金沢文庫らしい自然を想起させるデザインとしています。
また、ライフスタイルの変化に伴い「在宅勤務ができるスペースが欲しい」というニーズにも対応。在宅ワーク用の「ワークスペース」にはWi-Fi環境やコンセントを完備し、席間にもゆとりを持たせました。
さらに人々が集う場所である「オーナーズスタジオ」はデザイン性だけでなく、「実際に住まわれる方が使いやすい空間は?」という視点で様々な利用シーンを想定しながら設計。お住まいの方が豊かに交流できるようにキッチンを備え付けて、パーティーやワークショップなど多岐に利用できる空間を実現しています。
収納への不満と生活スタイルに応える設計
近隣住民アンケートの中で特にお答えが多かったのが「収納が足りない」「部屋が狭く感じる」といった生活空間に対するご意見でした。こういった収納のご意見に対して、私たちは共用部・専有部の両面から工夫を凝らしました。共用部では、1階に全戸分のトランクルームを設置して、アウトドア用品やスポーツ用品をお部屋に持ち込まずに済むように配置しています。
また「大型スーパーでまとめ買いをする方が多い」という暮らし方を踏まえ、すべての住戸にパントリーを標準採用しました。さらに整理収納アドバイザーの監修を受けて開発した「テーブル付リネン庫」を設置し、洗面室内で洗濯物を畳んでしまえるようにすることで無駄な家事動線を減らせるようにしています。
使いやすく、心地よい。普段過ごす室内空間への工夫の数々
限られた空間を最大限活かすために、逆梁アウトフレーム設計やボイドスラブ工法を採用することで、室内の柱や梁型の凸凹を軽減。スッキリした空間とするとともに、家具を置いた際のデッドスペースが発生しにくいようにしています。部屋の奥まで光が届く連窓ハイサッシやハイスライドドアと合わせて、心地よい開放感のある室内空間が実現できました。



